回復期における支援
回復期リハビリテーション病棟には脳血管疾患や骨折等の運動器疾患により急性期病院での外科的・内科的加療後、症状が安定し在宅・社会復帰を目指す方をお受入れしています。この時期に集中的に患者さん一人ひとりに合ったプログラムを作成し、起床から就寝に至る1日の生活の流れの動作(食事・排泄・整容・更衣・入浴)をリハビリテーションの一環として実施しています。患者さんは発症により失った機能を取り戻すために最大1日9単位(1単位20分)のリハビリテーションを行います。
※単位数は疾患や年齢により異なります。
看護師は亜急性期から回復期にある患者さんの全身状態の管理を行い、入院やリハビリテーション、身体機能の変化によるストレス、今後の生活に対しての不安など心のケアに努めています。多くの専門職が協働し、患者さんが安心して自宅や社会に戻っていただくことを目指しサポートしています。
※単位数は疾患や年齢により異なります。
看護師は亜急性期から回復期にある患者さんの全身状態の管理を行い、入院やリハビリテーション、身体機能の変化によるストレス、今後の生活に対しての不安など心のケアに努めています。多くの専門職が協働し、患者さんが安心して自宅や社会に戻っていただくことを目指しサポートしています。
リハビリテーションについて
在宅復帰を目標に、患者さん一人ひとりの状態や目標に合わせて個別のプログラムが作成され、365日集中的に実施されるのが特徴です。集中的なリハビリテーションを行うことで、患者さんの機能回復を最大限に引き出し、より自立した生活を送れるように支援します。患者さんが自宅や社会へ、スムーズに復帰できるよう、以下のような取り組みを行っています。
- 日常生活動作練習
- 福祉用具の選定・利用指導
- 家屋評価・改修相談
- 家族指導・相談
カンファレンス

患者さん、ご家族を含め各担当者が集まり、専門的な視点から患者さんの状態や経過に関する情報を共有し意見を出し合い、より質の高いケア、退院支援を提供します。
病棟ミーティング

患者さんの状態の変化、患者さんやご家族からの要望など、最新の情報をチーム内で共有し、認識を統一します。スタッフ間での連携ミスを防ぎ、スムーズな退院支援を提供します。
リハビリテーション

医師の指示のもと、それぞれの専門職が連携を取り、患者さんの目標達成に向けてリスク確認を行いながらチームでサポートしていきます。患者さんやご家族との面談を通して、希望や不安を聞き取りながら、個別性の高いプログラムが提供されます。
退院前訪問

必要に応じて患者さんの自宅を訪問し、間取り図などを参考に、生活環境の評価を行い、段差の解消、手すりの設置、家具の配置変更など、患者さんが安全かつ快適に生活できるための環境調整についてアドバイスを行います。
社会参加に向けた訓練
調理訓練
屋外歩行
入浴動作
退院後、自宅での生活を想定し、家事動作、入浴動作、外出や移動手段、趣味活動など、社会参加に必要な動作能力の訓練を行います。